●いつ頃?
自分で歩けるようになる1歳頃~小学生くらいまでの特に未就学児に起こる珍しくないケガです。
●なぜ起こる?
・手をつないでいて腕が引っぱられてしまった。
・友達と遊んでいて転んでしまった。
・子供同士で物の取り合いやケンカをした。
など親が気付かないところで起こることも少なくありません。
子供が
『腕をだらんとして動かさない』
ときは肘内障を疑い焦らず医療機関に連れていきましょう!
●治療
ズレてしまった輪状靭帯を元の位置に戻す整復を行います。
経験上おとなしくしていてくれれば数十秒で整復されることがほとんどです。
整復後は痛み記憶でしばらく動かしませんが、そのうち痛みがないことに気付き勝手に動かし始めます。
『バンザイ』ができればOKです。
●予後
肘内障は繰り返し起こすことも少なくありませんが、骨格がしっかりしてくれば特に支障をきたすことはありません。あくまでも子供特有のケガと考えていただいて大丈夫です!
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島脳神経外科・整形外科医院