靭帯損傷(ねんざ)治療・予防!

1. 靭帯とは

靭帯は骨と骨をつなぎ、関節を安定させる役割を持つ繊維組織です。

体の様々な部位に存在し、主にコラーゲン線維で構成されています。

2. 靭帯損傷(ねんざ)の原因

・転倒

・衝突

・スポーツ(部活)

・過度な運動(仕事・趣味)

3. 靭帯損傷(ねんざ)の症状

・痛み

・腫れ

・内出血

・関節の可動域制限(動かすと痛い)

・関節の不安定感(ゆるさを感じる)

4. 靭帯損傷(ねんざ)の初期処置

安静

アイシング(15分)

→氷嚢やビニール袋に氷水を入れ患部に当てる/バケツに氷水を入れ足をつける。

かたい保冷材は凍傷のリスクがあるため使わない。

高い位置を意識

→イスを並べて足を乗せておく/寝るときにクッションなどを下に置く。

適度な圧迫

→サポーターなどがあれば巻いておく。

5. 靭帯損傷の検査

・問診

・視診

・触診

・関節可動域検査

・レントゲン検査(骨折の確認)

・MRI検査(2度損傷以上が疑われる場合)

6. 靭帯損傷(ねんざ)の種類

軽度損傷(1度損傷)

→靭帯の軽微(1部分)な損傷

中等度損傷(2度損傷)

→靭帯繊維の部分断裂

重度損傷(3度損傷)

→靭帯が完全断裂

7. 靭帯損傷(ねんざ)の治療

軽度損傷(2週~4週)

→安静、リハビリ、消炎鎮痛剤

中等度損傷(4週~8週)

→安静、装具固定、リハビリ、消炎鎮痛剤

重度損傷(12週~24週)

→安静、装具固定、リハビリ、消炎鎮痛剤、手術

8. 靭帯損傷(ねんざ)の予後

適切な治療を受ければほとんどの場合治癒しますが、治療を中途半端にしてしまうと「クセ」になってしまったり、重度の場合は後遺症が残ることがあります。

9. 靭帯損傷(ねんざ)の予防

・ウォーミングアップとクールダウンをしっかり行う

・筋力トレーニング(特にバランストレーニング)を行う

・ストレッチを行う

・適切な運動靴を履く

10. まとめ

靭帯損傷(ねんざ)は状態によってさまざまです。

スポーツではもちろん、道端の段差で捻ってしまったり階段を踏み外すなど完全に予防することは不可能ですが、特にスポーツによって起こるケガは日頃からのトレーニングやケアによりリスクを抑えることは可能です!

できることは実行し、もしケガをしてしまったらしっかり治す
これしか道はありませんので、ケガには十分気を付けて生活していただければと思います!

武蔵新城
ボディーケアハレル整骨院 岩﨑将人

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