シンスプリントの治療と予防!

1. シンスプリントとは

脛骨過労性骨膜炎とも言い、スポーツや仕事により脛骨下部1/3部に繰り返し負荷がかかることによって起こります。

特にスプリントやランニング、ジャンプや切り返しなどの反復ストレスにより発生しやすく、あらゆるスポーツにおいて珍しくないケガです。

2. シンスプリントの原因

・急激な運動量の増加
→新しい環境でスポーツ強度が増したり運動量が増えると、筋や骨に負担がかかりやすくなる。

・硬い路面での運動
→アスファルトやコンクリートなどの硬い路面での運動は、骨への衝撃が大きくなり骨膜炎や疲労骨折のリスクを高める。

・足への負担が大きい靴
→サイズが合っていない靴や、クッション性の低い靴、紐をきちんと締めないで履いていると足への負担が増える。

・栄養不足
→カルシウムやビタミンDなどの栄養素が不足しているとリスクが高まる。

3. シンスプリントの症状

足の疲労骨折の主な症状は、スポーツ時に発生する痛みです。スポーツをやめると痛みが治まることもありますが、徐々に悪化し、安静時にも痛むようになる場合がある。

・軽度
→違和感/運動時痛/軽度のむくみ

・中度
→歩行時痛/運動時痛(強)/むくみ(指で押すとしばらく元に戻らない)

・重度
→疲労骨折

4. シンスプリントの種類

シンスプリントは状況によって疲労骨折に移行する。

脛骨疲労骨折(主にこちら)
→すねの内側の骨(ベンケイ)に起こる疲労骨折で、短距離、長距離ランナーに多く見られる。

・腓骨疲労骨折
→すねの外側にある腓骨に起こる疲労骨折です。サッカー選手やバスケットボール選手に多く見られる。

5. シンスプリントの治療

・安静
→運動を中止し、患部を安静にすることが重要。

・理学療法
→状態により手技や電気療法、超音波治療などを行う。

・装具療法
→包帯や装具で患部を固定。

・松葉杖の使用
→歩行時痛がある場合は、松葉杖を使用して体重を軽減。

・薬物療法
→痛みがある場合は、消炎鎮痛剤を服用。

6. シンスプリントの予防

・クールダウンとアイシング
→ストレッチ(後脛骨筋/ヒラメ筋/腓腹筋/前脛骨筋)やアイシングをすることスポーツでの負担をケアし、症状がある場合には悪化を防止しする。

・運動量の増加をゆっくりと行う
→運動量を急に増やすのではなく、徐々に慣らしていくことが重要。

・硬い路面での運動を避ける
→アスファルトやコンクリートなどの硬い路面での運動は避け、土や芝生などの柔らかい路面で運動するようする。

・自分に合った靴を履く
→サイズが合っていて、クッション性の良い靴を履く。
※靴は練習時、1回1回きちんと紐を締め靴の中で足が遊ばないようにする。

7.まとめ

シンスプリントは適切な治療を行えばスポーツを続けながらでも治る方向に向かいますが、再発しやすいという特徴もあるため予防のケアは重要です!

中程度になると悪化の一途をたどることもあるため、あまりひどくならないうちに医療機関を受診し専門家の指導を受けることも大切です!

武蔵新城
ボディーケアハレル整骨院 岩﨑将人

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