1.外反母趾とは
外反母趾は、足の親指が小指側に曲がり「くの字」のように変形してしまう足の状態です。
近年は女性だけでなく男性にも増え、進行すると歩行障害の原因にもなる身近なトラブルです。
2.外反母趾の原因
外反母趾の一番の原因は靴です。
幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫され、その度重なる強制により変形していきます。
ヒールの高い靴は母指の付け根にかかる力が増し、さらに変形を強くします。
その他にも、
・遺伝
・扁平足
・関節リウマチ
などが原因となることもあります。
3.外反母趾の症状
外反母趾の主な症状は以下の通りです。
・足の親指の付け根が痛い
・親指が小指側に向いている
・親指の付け根にタコができる
・歩行時に痛みを感じる
・靴が履きにくい
症状が進行すると、
・親指が完全に小指側に倒れてしまう
・親指が人差し指に重なってしまう
・歩行障害
などの症状が現れることもあります。
4.外反母趾の種類
外反母趾は進行度によって軽度、中等度、重度に分けられます。
・軽度
→親指の付け根の関節角度が20°未満
・中等度
→親指の付け根の関節角度が20°~40°
・重度
→親指の付け根の関節角度が40°以上
※軽度であればセルフケアで改善できる場合もありますが、中等度以上になると医療機関での治療が必要になります。
5.外反母趾の治療
外反母趾の治療法は、症状の程度によって異なります。
・軽度
→テーピング/マッサージ/靴の調整/サポーター
・中等度
→装具療法/注射療法
・重度
→手術療法
手術療法は、変形した骨や関節を切除・矯正するものです。
6.外反母趾の予防
外反母趾を予防するには、以下の点に注意することが大切です。
・幅の広い、つま先がゆったりとした靴を選ぶ
・ヒールの高い靴は控える
・足指の運動をする
・体重を適正に保つ
まとめ
外反母趾は早期発見・早期治療が大切です。
足の親指に痛みや変形、特に歩行時痛を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
外反母趾は、適切な治療を受ければ改善することができます。
一人で悩まず、ぜひ医療機関を受診してください。
武蔵新城
ボディーケアハレル整骨院 岩﨑将人
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