1.オスグッドとは
オスグッド病は、成長期の子供によく見られるスポーツ障害の一種です。
特に、ジャンプやダッシュを伴うスポーツに励む少年に多くみられます。
膝のお皿の下、脛骨粗面と呼ばれる部分に痛みや腫れが生じるのが特徴です。
2.オスグッドの原因
・オーバーユース(使いすぎ)
→ランニングやジャンプ動作で大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が収縮を繰り返すことで、脛骨粗面(お皿の少し下)部分に負担がかかり炎症を起こす
・骨と筋肉の成長バランスの崩れ
→成長期、成長で骨が不安定なのに加え、筋肉の成長ともアンバランスが生じ脛骨粗面(お皿の少し下)に炎症を起こす
3.オスグッドの症状
・膝のお皿の下の痛み(特に運動時やジャンプ時)
・膝のお皿の下の腫れ
・痛みのため膝を曲げたり伸ばしたりするのが困難になる場合も
・痛みのため正座ができなかったり、少しぶつけるだけで激痛が走る
4.オスグッドの種類
・急性期
→ 突然強い痛みが出現し、運動が困難になる
・慢性期
→長期間にわたって、運動時や安静時にも痛みが続く
・軽度
→痛みはあっても、日常生活や運動に大きな支障はない
・重度
→痛みや腫れが強く、日常生活にも支障が出る
5.オスグッドの治療
・リハビリ
→ 安静(状態による)/ストレッチ/超音波治療/電気療法/アイシング等
・装具療法
→ サポーター
・薬物療法
6.オスグッドの予防
・運動前のウォーミングアップとクールダウン
→ウォーミングアップやクールダウンすることで体に対する負荷を軽減させ、特に太もも前のストレッチを行い負担軽減に努めましょう
・練習後のアイシング
→痛みや違和感がある場合はその部分を氷嚢や、ビニール袋に氷水を入れ15分ほど冷やしましょう
・適切な運動量
→オーバーユースに注意
まとめ
オスグッド病は、成長期のスポーツ少年によく見られる膝の痛みです!
繰り返すことが多いですが、早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、スポーツ活動を早く再開できたり、状態によってはスポーツを継続しながらの回復も見込めます!
しかし、重度になると剥離骨折に移行する可能性もあることや、スポーツを中止し治療に専念しなければならないこともあるので、痛みを感じたら早めに専門機関を受診し、適切な治療とアドバイスを受けるようにしましょう!
武蔵新城
ボディーケアハレル整骨院 岩﨑将人
※ご予約/おからだ110番も
LINEからどうぞ!
↓↓連携病院↓↓
島脳神経外科・整形外科医院